【対策】ロックダウン中の豪州の状況と、新たな経済施策。

こんにちは、あきです。

現在はロックダウン中のオーストラリア・シドニーに、学生ビザで滞在しています。コロナウイルスの影響で学校・仕事がお休みになってしまったので、ひたすら引きこもりの毎日です。

さて、今回はロックダウンで生活にどのような影響が出ていのるか、また経済的に少し厳しい状態にある人がどうするべきか、などをつらつらとまとめていきます。

こちらは先日、僕がツイートしたものです。

条件付きですが、スーパーアニュエーション(積立型年金)の早期引出も可能になるようです。現在のシドニーの状況をまとめつつ、そういった所も少し書いていこうと思います。

現在のシドニーの状況。

政府が『Non Essential』と定めた業種の店舗(スーパーマーケットや薬局、ガソリンスタンドなと以外)は全て閉店しています。飲食店は、テイクアウト・デリバリーのみでの営業です。

不要不急の外出や、屋外での2人を超える集まりは禁止されています。これらに違反すると、約$1,000の罰金が科される可能性があります。

不要不急でない外出には幾つかの細かな規定がありますが、恐らく下記の項目が多くの人に該当しそうです。

食料品など必需品の買い物。
通学または通勤。(在宅ワークが不可能な場合のみ。)
自宅付近でのエクササイズ。
病院など医療機関への移動。

こちらのニュースサイトに詳しく書かれていますので、全て英文ではありますが、必要な方は参考にしてみて下さい。

モリソン首相の外国人に対する対応。

先日、スコット・モリソン首相は経済支援の焦点が、オーストラリア国民と永住者にあることを改めて強調しました。つまり学生ビザやワーホリビザで滞在している人たちの内、経済的に自立・維持できないのであれば自国へ帰るべきだということです。

国への支援を求めて署名活動をしている人たちも居るようですが、基本的にワーホリや学生が頼るべきなのは外国政府ではなく、自国だということですね。

この発言に関して『首相は冷酷だ』という人たちも一定数います。しかし現実問題 援助できる見込みがないのであれば、リーダーとして早い段階で『経済的に維持できない人は自国へ帰るべき』と明言することは非常に重要だと個人的には思います。

オーストラリア国民でさえ数十万人単位での失業者がでているので、仕方のないことですね。

スーパーアニュエーション早期引出の可能性。

さて、ここで『経済的に困窮しつつある』という豪州滞在者に朗報です。先日『スーパーアニュエーション(積立型年金)を早期引出できるようにする』との発表がありました。

スーパーアニュエーションというのは、全ての労働者(個人事業主などを除く)が積み立てている年金のことです。これは本来、オーストラリアから完全出国する際に(将来オーストラリアで年金を受給しない事を証明)その一部を引き出すことができます。

しかし今回のコロナショックを受けて、条件付きではありますがそれらを早期引出できるようにする、という対策が取られます。

スーパー早期引出の条件 (下記のいずれかを満たす方)

12ヵ月以上、豪州に滞在している留学生である。
シフトが20%以上削減された。
事業主である場合、20%以上の売上が現象、もしくはビジネスが停止した。
失業した。

これらの条件がワーホリに当てはまるかどうか、積立分のうちいくら引き出せるのかなどの詳細は分かりませんが、少なくとも1年以上滞在している方たちは、調べてみる価値はあると思います。

例えば1年以上仕事をされている方なら、そこそこの金額のスーパーが貯まっているはずです。4月20日から受付開始ですので、少しでも当てはまりそうな人は こちらのATOウェブサイトよりご確認ください。

ATOというのは『Australian Taxation Office』の略で、国税庁みたいな感じです。
豪州で仕事をする上で、知っておくべき略語なのでぜひ覚えておきましょう。

ロックダウン中のシドニー生活。

ここで、少し僕の個人的な状況について書いてみます。

僕が通っているTafeのUltimo校について、現在はオンライン授業も無くなりました。4月のイースター期間に2週間の休みがある予定でしたが、これが4週間に延長された形ですね。今月末から学校授業は再開する予定ですが、こちらも現在の状況を見ると、不可能な気がしています。

恐らく、オンライン授業での再開になるでしょう。

仕事面に関してですが、僕の職場『ドライクリーニング』は、政府の定める『Non Essential』には入っていないので、営業は続いています。しかし街に人がいないので、売上は大幅に落ちています。時短営業+営業日数を減らし、従業員は全員休み、しばらくはボスが一人で店を回します。

ですので僕も今はシフトがありません。

もう一つの仕事、UberXの運転手についてですが、こちらもやはり人が動いていないので、乗客数は一気に減っています。時々スーパーに行くついでにOnlineにして、数人のお客さんを乗せるくらいです。

余談ですが、Uberはウイルス拡大防止の為に、幾つかの対策をしています。具体的には、乗客同士が1台の車をシェアする『Uber Pool』は一時サービス停止。乗客は必ず後部座席に乗る必要があり、最大乗客数が4人→3人に縮小されました。(UberXの場合。)

また、運転手ひとりひとりに、車に常備しておく用の殺菌スプレーを配布予定です。
こういったUber側からの対応は、本当に助かりますね。

上記の通り、現在の僕の収入はほぼ$0ですが、こんな状況なので仕方ないです。UberをOnlineにすればなんとか働く事は出来ますが、ほとんど稼げない現在の状況を鑑みると、お金を稼ぐことに集中しない方がいいなと感じています。

僕は現在、Webエンジニアというキャリアを目指して学習中です。ですので、この期間はひたすら自習に充てようと思っています。

毎日1時間ほどのジョギングとスーパーへの買い物以外は、ずっと自宅で勉強しつつ過ごしています。

日本に帰国するか迷っている方へ。

実際に、僕の周りでも何人か日本への早期帰国を決めた友人がいます。自分の経済状況や残りのビザ期間を考慮した上で、早めに帰国するのが最善だという判断に至ったようです。

そんな中でも、もちろんオーストラリアに滞在し続けている友人もいます。各々で置かれた環境も、目指す物も違うので当然ですね。帰国する人も残る人も、自分自身でしっかり考えて出した結論であれば、それは正しい決断だと思います。

しかし中には『なんとなく流れでオーストラリアに残り続けている』という人たちもいるようです。ここで改めて考慮しないといけないのは、『国に外国人を助ける余裕がない』ということです。ワーホリや学生たちにも少し援助をしている国もあるようですが、事実としてオーストラリアは違います。

首相はできるだけ取り返しのつかない事態にならないよう、僕たち外国人に向けても色々と発信し、助けようとしてくれています。上記のスーパーアニュエーション早期引出もそのひとつだと思います。条件付きでなので実際に引き出せる人たちは少ないかもしれませんが、それでもこうやって対応してくれているのはすごい事だと思います。

さらに首相はハウスオーナーに向けて、家賃未払いが理由での立ち退きを6ヵ月間禁止しています。『家賃が払えない』といって、明日に住居を失う心配はありません。

ただ勘違いしてはいけないのは、家賃は延滞しても払う必要があるということです。立ち退きを禁止する=無料で住める、というわけではないのでご注意ください。

時々Twitter上などで、『家賃が無料になるかもしれない!』などというツイートを見かけますが、全くそういう訳ではありません。支払いを遅らせることができるだけです。しっかりと首相の発言や政府のウェブサイトを自身で確認して、必要であれば大家さんに相談することも忘れないでくださいね。

まとめ。

コロナウイルスは多くの命を奪うと同時に、世界経済にも大きな打撃を与えています。
もはや影響を受けていない人の方が少ないかも知れません。

不要不急の外出を控えるよう、自宅にいることが推奨されている現在は、言い換えれば世界中の人たちに暇ができていると捉えることもできます。この臨時で与えられた暇な期間をどう活用するかで、今後景気が回復してきたときに、そこに乗れるかどうかが決まるような気がしています。

ただ暇つぶしをするだけではなく、自分が今一番成果を出したいことへ集中する時間が与えられたと思って、僕もこれまで以上にITにフルコミットします😌