【仕事探し】シドニーの状況と、自粛期間中にやるべき事について。

こんにちは、あきです。

オーストラリア・シドニーのロックダウンから、早くも一ヵ月以上が経ちました。厳しい規制の甲斐もあり、オーストラリアでのコロナウイルス新規感染者はかなり減ってきています。
しかし未だ国際線の離発着は難しく、Qantas航空も国際便の運休を7月末まで延長すること発表しました。

7月に日本へ一時帰国をする予定でしたが、当然これもキャンセルとなりました。Qantas航空からは航空券代が、来年末までのフライトで使えるバウチャーとして返ってきました。無駄にならずに良かったです。

さて、本日ですが、留学やワーホリが延期になった人たち向けに、今するべきこと、ついでに仕事探しのコツなどをまとめてみようと思います。

先日に僕は、以下のツイートをしました。

今後、国境がオープンしたとしても必ず仕事探しは難しくなります。その時のために、最低でも英語力はしっかりと上げておきましょう。

(農場や工場に行く、または世界に通用するスキルを既に持っているといった場合は別かも知れませんが、今回はシティでがっつり英語を使って働きたい、といった方向けに書いています。)

国境オープン後の状況予測。

現在は国境が封鎖されており、オーストラリア国民または永住者以外の入国は禁止されています。新規感染者数は激減していますが、上記でも述べたように、Qantasやその他多くの航空会社が国際便の運休期間を延長しています。国境の再開にはもう少し時間がかかる、と見た方が良いかも知れません。

ワーホリや留学生のお仕事に関して、今までは特に英語が話せなくても、特にこれといったスキルがなくても英語環境で仕事が取れた、といったような事例が少なからずありました。

『英語は勉強してないけど、履歴書を配りまくっていたら皿洗いの仕事が取れた。オーストラリアは稼げる!』といったようなブログも、過去には多く存在します。しかし、個人的にそのような時代は終了するだろうと思っています。

理由はいくつかありますが、まず現状で『英語が第一言語である・ビザの心配がない』という好条件を揃えているネイティブでさえも、数十万人単位で仕事を失っています。雇用が再開したとき、彼らと戦わないといけません。コロナ禍を凌ぐためにキャッシュを多く使った会社が、圧倒的に条件の良いネイティブを前に、留学生やワーホリを率先して雇うとは到底思えません。

外国人としての職探しに関して、非常に厳しい現実が待っていると思います。

最低でも英語は勉強しておきましょう。

基本的に、ワーホリビザ・学生ビザで滞在する方は、ビザ的に非常に立場が弱いです。理由はシンプルに、その労働規制にあります。

ワーホリビザ…同一雇用主の元で、最長6ヵ月間の就労が可能。
学生ビザ…2週間で40時間まで (1週間で最大20時間) の就労が可能。
 (ホリデー期間を除く)

せっかく慣れてきたのに辞めないといけない、人が足りないけど週20時間しか働けない。こういう制限を持ちつつ、更に英語が話せないとなれば、あえて外国人を雇う理由はなくなりますね。

ですので最低でも英語力は、しっかりと鍛えておく必要があると思います。ある程度英語が扱えてスタートラインと認識しておくと良いかと思います。

仕事探しのコツ。

僕は1stワーホリの時に、英語をしっかり話せてお給料も悪くない、職場環境も最高の素敵な仕事を取ることができました。しかし仕事を取った方法は、意外と日豪サイトです。最低賃金を下回る、日本語環境の仕事が多く掲載されている日豪サイトですが、少なからずそういった良い求人も存在します。

Advanced
Upper Intermediate
Intermediate
Pre-Intermediate
Elementary

上記は、現地の語学学校で分けられているおおよそのレベルです。大体5段階に分かれていて、この中でしっかりと英語を使って働くには最低でも『Upper Intermediate』は欲しいところです。

つまり日豪サイトで良い求人を探すコツですが、募集要項に載っている『必要な英語力』を『Upper intermediate以上』で見てみると良いです。これだけで、かなり絞ることができます。

1stワーホリで来た当初、僕もシドニーで語学学校に通っていました。当時のレベルは一番上の『Advanced』クラスで、日本人はクラスで僕ひとりだけでした。特にこれといったスキルや技術もなかった僕がこの職場で仕事をゲットできたのは、少なくとも英語力をクリアできていたからです。

ちなみに、先日Instagramに英文を朗読している様子をアップロードしましたので、ご参考までに僕の音読風景をぜひご覧ください。

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自宅でできる、効果的な英語勉強法。

とはいえ英語を勉強しようにも、フィリピン留学や他国への語学留学ができない状況が続いています。ここから少し、自宅にいても英語を勉強できる効果的な方法を書いていきます。

まず何においてもそうだと思いますが、インプットとアウトプットを組み合わせることが非常に大切です。ひとりでしっかりと勉強し、他の人と会話をすることで、深く身体に浸透していきます。その両方を意識しつつ、学んでいきましょう。

間違いない文法書
『English Grammar in Use』


イギリスのケンブリッジ大学が出版する、世界のベストセラー本です。どの文法書が良いか迷っている方は、とりあえずこれを買っておけば間違いないです。全てが英語で書かれているので、英語を英語で学ぶ練習にもなります。

84日間で文法マスター
『英語喫茶 84Days』

英語喫茶というウェブサイトです。1日1ページ進めれば、84日間で文法をマスターできる、というものです。無料で公開されているにも関わらず、その情報量は圧巻です。英語を英語で学ぶことも大切ですが、母国語である日本語でも学ぶことによって、理解の幅を広げるのは大切です。

上記2点で、文法のインプットは充分だと思います。

オンライン英会話

さて、アウトプットに最適なのは間違いなく『オンライン英会話』です。月額約6000円ほどで、毎日レッスンを受けることができます。これを使わない手はありません。駅前留学や英会話教室なんかより、ずっとおススメです。

僕が日本に居たころ、事前学習として利用していたオンライン英会話はhanasoです。丁寧なPDFテキストに沿って、実際に会話で使えるパターンなど、マンツーマンで繰り返し練習ができます。hanasoで学ぶフレーズは実生活で使うものも多く、非常に役に立ちました。

海外に出てからも継続しており、その他にもDMM英会話ネイティブキャンプなど、多くのオンライン英会話の受講しました。

そのうち別記事にて、オンライン英会話についてまとめてみようかと思います。

その他多くの会社がオンライン英会話を運営しており、大体どこも無料体験レッスンがあります。とりあえず色んな所で試してみて、自分に合いそうな所で実際に継続すると良いと思います。

そしてこれはあまり良くないかもしれませんが、色んな会社の無料体験をハシゴすることで、約1ヵ月ほどは無料でレッスンを受けることができますよ。お金が気になるなら、こういう手もありです。やらない理由を探すのは簡単ですが、一番大切なのはとりあえず行動に移してアウトプットすることです。

英語以外にやっておくべきこと。

多くの人が躓きがちなポイントですが、英語はあくまで『手段』であって『ゴール』ではありません。英語を使って他の人とコミュニケーションを取ったり、自分の意見を伝えたりするわけです。あくまでひとつのツールにしかすぎません。

『ある程度勉強してきたけど、いざ人と会うと何を話せばいいか分からない。』といった状況に陥らないよう、自分の好きなことや海外で出た理由などについて、しっかりと話せるようにしておきましょう。

特に日本の文化や、出身地の特産物や観光名所なども知っておくと、かなり会話の幅が広がります。『海外に出てみると、意外と日本の事を知らなくて質問に答えられなかった。』というのはよくあるパターンです。英語を学ぶということは、別文化の人とコミュニケーションを取るということのなので、深く自己分析をするひとつのきっかけであるとも言えるでしょう。

まとめ

世界中で景気が回復したとしても、職探しは確実に難しくなります。ワーホリや留学で、がっつり現地で英語を使って仕事をしたいなら、今のうちに英語力をできるだけ鍛えておきましょう。そこでようやく、スタートラインです。

コロナショックの影響で、多くの人に余剰な時間ができています。この暇を少しでも活用して、より良い生活が送れるよう、チャンスが来たときにすぐ掴めるよう。今は準備運動の期間です。僕も今は、以前よりITの勉強に力を入れています。一緒にがんばっていきましょう😄