【新型コロナウイルス】 シドニーにおける影響と自身の状況

こんにちは、あきです。

世界中でコロナウイルスが猛威をふるい、多くの人たちが命を落としています。このウイルスが原因で、タレントの志村けんさんが亡くなったという非常にショッキングなニュースも目にしました。発症から短期間で悪化し、最悪は死に至るという恐ろしいウイルスです。

それと同時に、自粛要請や営業停止によってかなりの広範囲で経済が悪化してきています。僕が住むオーストラリア・シドニーも例外ではなく、その影響は甚大です。

こちらは先日、僕がツイートしたものです。

ワーホリや留学におけるお金や仕事の話を記事にしようと思っていましたが、ここ数日で状況が一変しました。今回は一般的な海外生活の事よりも、コロナで現地がどうなっているかという事に着目して、僕なりにまとめてみます。

ワーホリが延期になった方や、現在ワーホリ中の方々へのメッセージも書いているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

はじめに、情報収集における注意点。

現在オーストラリアも例外ではなく、様々な新しい法令が日々更新され続けています。情報を追う事の大変さや、基本的に英語でアナウンスされる事から、ネットやツイッターを通して情報に触れている人も多々いるかと思います。しかし、人から人へ伝わる話というのは、個々人の脳というフィルターを通して徐々に変化していくものです。

事実、ネット上にはコロナに関するデマや誤報がたくさん溢れています。他人の意見を参考にするのも構いませんが、完全に鵜呑みにしないでください。また、状況や規制は日々変化します。昨日の情報が、今日も有効であるとは限りません。情報を仕入れる時は必ず、政府のウェブサイトや信頼できる英文ニュースを確認するようにしてください。

僕も今から色々と僕なりに書いていきますが、あくまで参考程度に捉え、規制や法令に関しては必ず、公式のウェブサイトで再度確認してください。特に僕がこれから書くものは、オーストラリアのNSW州におけるものです。州ごとに少し異なる部分もあるので、他州に住む方は特に注意してくださいね。

何が正しいかを自分自身で見極める力は、今回のような非常事態において極めて重要です。目に入る情報全てが正しい、という認識は避けるようにしてください。

参考までに、僕がいつもチェックしているサイトは以下の二つです。

オーストラリア政府の公式アプリ。

豪州政府は『コロナウイルスにおける最新情報』を配信する公式アプリをリリースしました。スマホ社会の現代に、こういったアプリを公式でリリースするのはさすがですね。正しい情報を、迅速に広く伝えたいという思いが伺えます。

Apple App StoreもしくはGoogle Playにて、『Coronavirus Australia』で検索してみてください。

また、WhatsAppでのBotも提供されています。こちらからも、最新情報が手に入りますよ。

現在のオーストラリアの状況。

オーストラリアでは、入国者に対し14日間の強制隔離、国境は封鎖(国民・永住権保持者以外の入国禁止)、州をまたぐ移動も厳しくなり、更には飲食店を含む多くのビジネスが閉店されました。飲食店では現在、テイクアウトとデリバリーのみで営業しています。

街からは活気が消え、普段は人と車で溢れ渋滞する道路も、非常に穏やかです。中心地にはまだ人が居ますが、それでも普段よりは圧倒的に少ないです。数日でここまで景色が変わってしまうと、少し怖い気持ちになります。

現在NSW州では、Social Distancingと呼ばれる、人と人との物理的距離を1.5m以上開ける必要があるという指示が出されています。スーパーやテイクアウトの店に行くと、床に1.5m感覚でテープや印が貼ってあることがあります。

政府は以前、Please know this – whatever we do, we have to do for at least six months. と発言しました。これは、コロナ対策のために何をするにしても、最低半年間は継続する。つまり、現在の入国禁止や多くの店舗閉店が半年間継続する可能性がある、というものです。

Ban on non-essential indoor gatherings and overseas travel.

“If you’re at Centennial Park and there’s an individual who’s organised a training session with over 10 people, the individual who organised it will get $5000 fine and the individuals training will get a $1000 fine,” NSW Police Commissioner Mick Fuller said, as an example, on Wednesday.

上記の通り、例えば公園で10人以上集まるトレーニング等があるとします。この場合、主催者には$5,000、参加者には$1,000の罰金が科される可能性があります。政府は非常に厳しく、感染拡大を抑止する姿勢を見せています。

3月29日発表の情報。

首相は昨日、10人までとしていた外での制限を、2人までに大きく強化しました。外出時、2人を超える集まりは制限されます。現時点でこれに対して罰金の措置はまだありませんが、10人以上の時と同じく、罰金の対象にできるかどうかを検討しているようです。

Morrison said the two-person maximum would not yet be enforced with on-the-spot fines.

“States and territories will decide whether they proceed to make this an enforceable limit in the same way that the
10-person limit is already being enforced,” he said.

Public gatherings reduced to just two people, Scott Morrison confirms.

ワーホリ・留学生の状況。

さて、多くのビジネスが衰退するということはつまり、たくさんの人が職を失うということです。オーストラリア国内だけでも、数十万人単位での失業者がでています。市民権・永住権を持つ人たちでこれだけの人が失業しているので、ワーホリや留学生などにももちろん、甚大な影響がでています。

ここで少しでも貯蓄がある人が良いのかも知れませんが、多くの人たちが先が見えずに、日本に帰るという決断をしているみたいです。

僕が働くクリーニング屋さんは幸い営業できていますが、やはり街に人がいないので、売り上げに大きな影響がでています。時短営業から始まり、営業日数を減らし、僕のシフトも間もなく0になるかもしれません。

僕はこれに加えてもうひとつ、UberXドライバー、いわゆるタクシー運転手をしていますが、おおよそ人が移動しなくなってきたので、こちらもやはり乗客数が激減しています。ドアやノブ、座席を消毒して、乗客を後部座席に乗せつつ窓を開ける、などしながら継続していましたが(これはUber側から提示されたウイルス対策です)、そろそろUberもストップした方がよさそうです。

僕の個人的な状況。

ここで少し、僕の個人的な現在の状況をお伝えします。現在Tafe Ultimo校でIT(Diploma of Website Development)を専攻していますが、先週から授業がオンラインに変わり、学校も一時的な閉鎖を決めました。

先ほど書いた通り、収入面も大幅に落ています。しかし幸いにも、去年たくさん働いて貯めていたお金が少しあるので、しばらくはこれで何とか凌げます。世界中が暇になってくる中で、どれだけこの暇を活用できるかが課題だと思っているので、この間あまり仕事やお金の事は気にせずに、しっかりと勉強に取り組んで景気が回復したときに、そこに乗れる準備をしておこうと思います。

これからワーホリや留学を予定されている方へ。

さて、このブログを読んでいただいている方の中には、これからワーホリや留学を予定している、といった人たちも多くいらっしゃると思います。そんな方たちへ向けて、以前にこんなツイートをしました。

楽しみにしていた海外生活が延期になって残念に思っている方も多いと思いますが、この延期の期間をだらだらと過ごすのではなく、ひたすら勉強に充てることをオススメします。

上記ツイートの通り、これまで以上に外国人としての仕事探しは難しくなります。現時点で多くの失業者が、失業手当や生活保護を得るために施設に行列を作っています。ネイティブでこれなんです。

景気が徐々に回復したとしても、この数ヵ月を凌ぐためにキャッシュを多く使ってしまった会社が、ビザ的に立場の弱いワーホリや学生を率先して雇うとは到底思えません。

『英語が話せなくても、レジュメをいっぱい配って仕事が取れたらラッキー』というような時代は恐らく終わります。競合は間違いなく、職に飢えたネイティブスピーカーです。もしあなたに、誰にも負けないようなスキルや世界で通用する技術があるなら特に問題ないかもしれませんが、この期間に最低でも語学力だけは徹底的に底上げしておくようにしましょうね。

現在、ワーホリ中の方へ。

現時点で多くのワーホリの方々が急遽帰国した、もしくは早期帰国を予定されているかと思います。

“国境封鎖”といっても自国に帰るための出国は普通にできるので、特に問題はないはずです。しかし航空会社自体が多くの国際線を運休している為、『法的には帰れるのに、物理的に帰る手段がない』というような事も発生しています。本当に早期帰国を決定された方は、常に航空会社や政府の情報をチェックし、なるべく早くに出国することをおススメします。

ただ、「周りがみんな帰国しているから、自分も帰国しようかな」というような考えは避けた方が吉です。帰国を決めた人には、その人たちなりの理由があります。お金のこと、仕事のこと、家族のことなどですね。

その人の背景や状況なんてのは、それぞれで当然違っていますし、誰一人として同じではないはずです。あなたが実際海外に出ているのなら、『海外でやりたかった事や夢』などもあるかと思います。

しっかりと自分の置かれた状況や資金を分析し、掲げていた目標などをもう一度思い返して、ようやく自分の中で『帰った方が良い』と判断できればそれはすぐにでも帰るべきです。しかし、「なんとなく周りに流されて帰国」してしまうと「あのとき帰国していなければ」といったような後悔がずっと残るかもしれません。

帰国することも残ると決めることも、どちらも大きな決断です。ですので、自分が納得できない選択肢を選んでしまう事だけは避けるようにしてくださいね。

まとめ。

少し長くなってしまいました。最後にもう1度、今回の記事で僕が伝えたい事をおさらいしてみます。

  • ツイッターなどで個人がつぶやく内容は基本的に鵜呑みにせず、
    必ず信頼できる情報源を参考にしてください。
  • 拡大抑制に、政府は本気で取り組んでいます。
    政府のウェブサイトより、最新情報を入手してください。
  • これまで以上に、海外での仕事探しは厳しくなります。
    これがきっかけで暇ができた人は、しっかりと勉強に取り組んでください。
  • 早期帰国するかどうかは、周りに流されずに自分自身で決断してください。
    後悔を残さない生き方をしましょう。

今回の件に関してまだまだ伝えたい事があるので、また次回以降、記事にてまとめてみようと思います。

『日本政府はまだ世界に比べて呑気だ』なんて言われたりもしていますが、オリンピックの延期が決定した今、政府は拡大抑制に本気を出すと思っています。そうなれば日本にも、海外のように明らかな不景気が一瞬にして訪れる可能性も大ですね。自分とって必要なこと、自分にできること、自分自身が持つ価値などを今一度しっかりと見つめなおす必要がありそうです。

こんなに空は青くて綺麗なのに、目に見えないウイルスが拡大する世界はかなり緊迫しています。こんな時こそ落ち着いて行動していきましょう😌