【簡単】英語力の成長スピードを一気に上げる為の習慣。(英語以外にも応用可能)

こんにちは、あきです。
25歳から始めた英語学習ですが、割と短期間で実力が伸び、シドニー現地で仕事しつつ専門学校でネイティブ達と一緒にITを専攻しています。
さて、今回は英語を学び始めてから現在に至るまで、僕が個人的に意識している習慣についてお話します。この習慣のお陰で、最短距離でスキルを伸ばせたと思っています。英語学習者以外の方も応用できる考え方だと思うので、ぜひ目を通していただけると嬉しいです。
以前に僕は、こういったツイートをしました。
【他人との比較】
英語学習を始めてから、それ以外の事でも他人とよく比べるようになった。彼に出来て、彼女にも出来て、僕に出来ない事。つまりそれは僕の弱点。ここを改善すれば、次の比較対象はもっと出来る人。
-出来ない弱点=伸び代
なので、いかに弱みを早く見つけるかで勉強も効率化できる🤭
— あき (AKI) 🇦🇺シドニーTAFEでIT専攻なう。ワーホリ2年終了 (@akihito_kobe) October 14, 2019
結論から言うと、他人と常に比較し続ける事です。
正直英語の勉強法なんてのは、ググれば大概の事は出てくるし、学校に通ってるなら先生に聞けばいいだけです。
ですので今回は、その中で如何に成長速度にブーストをかけるか、にフォーカスしてお話します。
他人と全く比較しなかった頃の僕。
英語学習を始めるまでの20代前半は何をしていたかと言うと、本気でプロミュージシャンを目指すフリーターバンドマンでした。

この頃の僕は周りとの比較を避けていたように思います。周りには個性的なギターの弾き方をする人、独特なコード進行をする人など、様々な僕よりも優れた人たちがいました。しかし、僕は「あの人たちはすごいなぁ。」と思っていただけで、特に彼らを真似たり、新しい奏法を真剣に勉強したり等はしていませんでした。
「他人は他人」「僕は僕のペースで」と自分に言い聞かせることが無意識のうちに、努力の量に上限を付ける言い訳になっていました。今考えると、恐ろしいメンタルブロックです。
もちろん僕の技術は向上しましたが、それは非常に遅いスピードでした。結果として、”本気”で取り組んでいたにも関わらず、何の成果も出ないまま20代半ばを迎えます。
留学、ワーホリを決意した時のマインド。
20代半ばで職歴もなにも無かった僕に、「海外に住む」という新たな夢ができました。それまで英語どころか、勉強と全く無縁だった僕が、勉強をしないと辿り着けない目標を立てた訳です。

年齢ももう若くありません。特に海外なんて、僕よりももっと若くて頭の良い人たちがいっぱい居るハズです。英語力0だった僕は、どうやって短期間で確実に成果を出せるかを真剣に考えました。すると僕の中に、「自分の弱点を徹底的に洗い出す必要がある」というマインドが生まれます。
この頃から、「他人は他人」なんて考える事は辞め、周りと自分を常に比較するようになりました。
フィリピン留学中での比較。
弱点の明確化、留学生が犯しがちな間違い。
「あの人の英語が僕より上手に聞こえるのはなぜか」「この人はまだ来て数週間なのに、成長が早い」など、徹底的に周りとの比較を続けました。すると、僕の苦手部分が炙り出されます。それと同時に、留学生にとって苦手な文法や、ミスしがちな細かい部分にも気付くようになりました。
後はもう簡単です。炙り出された「弱点」の強化に集中するだけです。ついでに「留学生が苦手な傾向」にも気付けたので、儲けもんです。ここを強化すれば、他の沢山の生徒たちより早いスピードで成長できる可能性が高まります。

せっかく英語をテーマにしているので、少し例を出してみましょう。
他人と比較して気付けた弱点。
僕が特に苦手だと気付けたうちの一つは、三人称の正しい使い方です。書くと問題ないんですが、話すと文法が崩れていました。
例えば、「He like music.」 「She don’t go to school.」 「I have two pen.」とか言っちゃってた訳です。
全然伝わるんですが、これではいけません。できる人たちはこの辺をミスらずに話せていたので、僕はこの改善に励みました。
留学生が苦手な傾向にある文法。
日本語では例えば、「髪を切った」と言えば「美容院に行って切ってもらった」と自然に解釈しますが、英語だとこれが明確に分かれています。
こういう場合、have + 過去分詞を使う必要があります。
つまり「I cut my hair.」ではなく、正しくは「I had my hair cut.」です。週末を終えて、髪を切った生徒たちがよくこの間違いをしていました。
自分の位置の明確化。
他人と比較するもう一つのメリットとして、自分の位置が明確化できることです。留学当初は、もちろん初心者なので僕よりも優れた人たちの方が圧倒的に多いわけです。しかし時間が経つにつれ、その数が減っていきます。「成長している自分」というのを、割と俯瞰に近い視点で確認することができます。
自分のレベルが上がれば、もちろん比較対象になる人はもっと上の、もっと出来る人たちです。当然、気付く僕の弱点も以前とは少し違ったものになります。例えば、「僕は2つの関連する事柄を2文で話しがちやけど、彼は関係代名詞を使って1文で済ませている。僕にはできてない。」などです。
この改善に励んで、また比べて、自分の劣っている部分を探す。この繰り返しで、短期間の留学で大きく英語力を向上させることができました。

自分の強味にも気付ける。
これは最近気付いた事なんですが、他人と比較し続けることで「自分の強味」も知ることができます。僕が普通だと思っている考え方や習慣が、周りにとってかなり新鮮という事があります。つまり、それは僕にしかない「強味」である可能性が高いです。
例えばこの「他人との比較」も、実際に行っている人は少ないように感じます。それどころか、「周りと比較するのは辞めた方が良い」という人たちが多いので、正直少し驚きました。以前、成果が出せなかった時の僕の考え方です。でも今は、こんな近道を自分から放棄してしまうなんて、もったいないと感じます。
他人との比較は、成長への近道。
比較しない手はない。
時々、英語学習者の方から「どうやって勉強すれば良いですか?」と聞かれる事があります。
これに対する僕の回答は、「自分よりできる人を探して、比べ続ける。自分の劣っている部分を理解して、その改善に励む。これの繰り返し。」です。
もちろん文法や単語をまんべんなく勉強する事は大前提なんですが、特に力を入れるポイントとして、自分の弱味を知ることは非常に大切です。むしろ比べない手はないです。

まとめ。
他人と比較し続ける事で、自分の弱点に気付くことができます。これは何か自分にない物を身に着ける上で、非常に大切な事だと思っています。自分の強味にも気付けるので、一石二鳥です。
ただし、周りと比較して落ち込んだり、劣等感に苛まれたりするのは非常に危険ですので、ご注意を。周りとの比較は、あくまで「成長の近道」の為であって、「できない自分の否定」ではないので、ここを倒錯してしまわないように気を付けて下さいね。