【必見】1年間の海外旅行保険を無料で抑える方法【カード付帯保険の使い方】

こんにちは、あきです。
シドニーは少しずつ秋の陽気に近づいています。
さて、今回は留学やワーホリに向かう多くの人たちが悩む【海外旅行保険】について、僕の体験談を交えながら、最安値で抑える方法をご紹介します。
この記事を読めば、実際に保険に関わる大きな金額を節約できるようになります。少し長いですが、最後までしっかりと目を通してもらえると嬉しいです。
先日僕は、Twitterでこんなアンケートを取りました。
【海外旅行保険について】
ワーホリの方向けに。
海外旅行保険どうする?みたいな疑問を多々見かけるので。
次のブログ記事はこれについて、超有益かつ再現性の高い物にしようと思います🙋
そこで、人生初のTwitterアンケート機能を使ってみます。
とりあえず軽い3択で。ご質問はリプ欄へどうぞ😌
— あき (AKI) 🇦🇺英語×プログラミング👨💻 シドニーTAFEでIT専攻 (@akihito_kobe) March 1, 2020
7割以上の人たちが、海外旅行保険について【とにかく費用を抑えたい】もしくは【あまりよく分かっていない】と感じているみたいです。
今回の記事を読めば、海外旅行費用を限りなく0円に近い金額に抑えることが出来ます。結論から言うと、方法は【クレジットカード付帯保険を駆使すること】です。
実際に僕がクレジットカード付帯保険を使って、海外で病院に通った実体験も交えつつお話します。
ただ、もちろん有料の民間保険に比べて、補償額や内容は劣ります。ですので、上記アンケートにて3割近くの回答があったように、【年間約20万円の予算を保険に確保できる】というような方たちは、素直に有料の保険に加入した方が良いかも知れません。
自動付帯、利用付帯の違い。
クレジットカード付帯保険には、自動付帯・利用付帯の2種類があります。このふたつのおおまかな違いは、以下の通りです。
自動付帯カード
日本出国時に、交通費の支払いに関わらず自動で有効になる。
利用付帯カード
その旅行に関わる交通費の支払いをすれば、有効になる。

利用付帯クレジットカードで、約1年保険をカバーできます。
一般的にクレジットカード利用付帯で90日間、海外旅行保険が適用されるのは多くの方がご存じかと思います。ここで多くの人が疑問に思うのが91日目以降の保険をどうするかという事ですね。
実は、複数枚の利用付帯カードを組み合わせることによって、適用期間を延長することができます。
利用付帯保険は、【その渡航に関わる交通費を支払う】ことで有効にできます。これは一般的に、日本⇒現地への航空機代などです。しかし、一部の利用付帯カードの中には、現地で交通費を支払うことでも有効にできるものがあります。

例えば自動付帯カード1枚、利用付帯カード3枚を持っていて、それぞれの保険有効期間が90日間だとします。日本出国から最初の90日間は、自動付帯カードで自動的に保険が有効になりますね。
そして91日目に、利用付帯カードAを使って、現地で交通費の支払いをします。すると、91日目~180日目までが、このカードの付帯保険でカバーされます。
更に181日目に利用付帯カードBを使い、271日目に利用付帯カードCを使えば、合計で360日間、つまり約1年間をクレジットカードの付帯保険でカバーすることができるという仕組みです。

ちなみに、僕が保険用に使っているクレジットカードか以下の通りです。
Amazonゴールドカード(自動付帯)
リクルートカード(利用付帯)
セディナカード(利用付帯)
ベルメゾンカード(利用付帯)
上記4点で、90日×4=360日間、約1年間をクレジットカード保険でカバーできています。
ちなみにAmazonゴールドカードだけは年会費がかかっていますが、その他3点の会費は無料です。会費無料の自動付帯カードもたくさんあるので、必ずしもゴールドカードである必要はありません。
例えば上記4点で360日間の保険が有効になりますが、これをリセットしたい場合は日本に帰国すると良いです。一旦日本に帰ると、その時点で全てのカード保険はリセットされ、日本を出国した日からまた自動付帯が有効になります。
海外生活が長くても、大体1年に1回くらいは帰国すると思うので、カード保険を考えつつ帰国のタイミングを決めると良いですよ。
実際にカード保険を利用する際には、日本出国の日付つき証明であるパスポートのスタンプが必要です。最近は出国の際にスタンプを押されなかったりしますが、必ず窓口に行ってスタンプを押してもらうようにして下さい。
海外旅行保険の大先生、のむてつさんのご紹介
クレジットカードの付帯保険で、約1年間分をまかなう方法は上記の通りです。なんとなく概要は掴めたかと思いますが、付帯保険は有料の民間保険よりも補償額が少なかったり、注意点も多々あります。
ですのでこの辺りの解説は、プロにお任せしようと思います。【海外保険研究所】というサイトを運営している、のむてつさんという方です。

彼のサイトには、複雑な保険の仕組み等が詳しく解説されています。これだけ有益かつ内容の濃い情報を無料で公開されていて、本当に助かっています。僕が実際にクレジットカードを使って保険料を節約できているのも、彼のサイトのおかげです。
具体的に利用付帯を有効にする方法。
僕は今までフィリピンに1年弱、オーストラリアに2年と数ヵ月滞在しています。海外生活は4年目に突入しました。しかし今まで、民間の有料保険に加入したことはありません。(オーストラリアで学生ビザを取得する際に必要な、OSCHを除く。) 例えば年間20万円の保険を3年間と考えると、それだけで約60万円の節約ができています。
実際に僕が滞在した上記2ヵ国で、利用付帯を有効にした方法を記載いたします。ちなみに両方とも、最初の3ヵ月間は自動付帯カードで90日間の保険が有効になりました。
フィリピン
僕はバギオという地域に滞在していました。マニラ空港がある所から、バスで7時間ほど北に進んだ田舎町です。自動付帯保険90日が終了した後に、バギオ→マニラ空港へのバスチケットを、リクルートカードで購入しました。具体的なバス会社は、ビクトリーライナーです。実際にバスに乗車するのは卒業してからでしたが、このチケットを購入した日から保険が有効になりました。
オーストラリア・シドニー
シドニーでは基本的に、Opalカードというプリペイドカードにお金をチャージして交通機関を利用します。このOpalカードにチャージする機械が各駅にあるのですが、ここではチャージ以外にシングル乗車券というものが購入できます。普通に、片道切符を買って乗る、という感じですね。このシングル乗車券を利用付帯カードで購入することで、利用付帯保険を有効にすることができました。
以前はOpalカードにチャージしてから乗車し、チャージの明細と乗車した際のOpalカードの明細の2つを提示することで利用付帯保険が有効にできていました。しかしこの方法は、2020年1月15日から使えなくなったみたいです。プリペイドカードにチャージ→乗車というのが無効になったようなので、今は必ずシングル乗車券を購入する必要があります。ご注意ください。
カード付帯保険の欠点と注意点。
付帯保険は、あくまでもおまけで付いてきている感覚です。例えば年間20万円の民間保険と比べると、当然ながら補償内容は薄いです。上限金額が低かったり、歯医者や死亡保険が無かったりする場合が。この辺は、無料で使えているので仕方がないですね。
僕は上限金額が低くても特に問題ないと思っているので、付帯保険のみでまかなっています。しかし中には格安の民間保険に加入して、付帯保険+民間保険を併用している方もいるみたいです。この辺は人それぞれですが、健康や医療費に関わる大切な事項ですので、ご本人でしっかりと検討してください。
このあたりも、のむてつさんのサイトで詳しく解説されていますので、ぜひご参照ください。

また、付帯保険はカード会社によって条件が違ったり、仕組みが変わったりすることがあります。上記で述べたOpalカードでは有効にできなくなったなどが良い例ですね。必ず約款をしっかりと読んで、不安ならカード会社にも問い合わせるようにしましょう。「付帯保険が有効になっているかどうか確認したい」と伝えれば、すぐに教えてくれます。
まとめ。
いかがでしたでしょうか。実際に僕は、利用付帯を使って病院に行ったり精密検査をした経験があります。補償額が低いとはいえ、数回の検査代や薬代はすべて充分カバーされました。この時の体験談などは、また別記事にてまとめようと思います。
海外保険に充てる予算が充分にある方は、民間保険に加入した方が良いのは言うまでもありません。しかし、大半の方たちはなんとか保険料を節約したいと考えていると思います。
付帯保険は結構条件などがややこしかったりしますが、それだけで数万円~数十万円と節約ができます。しっかり約款を確認したり、カード会社に問い合わせたりすることは非常に大切ですが、それだけの価値はあると思っています。
この記事が、これから長期間海外に滞在する方たちへのお役に立てれば嬉しいです😄
※記事中の画像は、のむてつさんのサイトより転載させてもらいました。