お名前ドットコム・Xサーバー・ノーコードツールを連携する方法
こんにちは、あきです。
オーストラリアのシドニーに留学、専門学校でマーケティング・コミュニケーションを専攻する傍ら、Webcamperという会社を立ち上げ、エンジニアとして働いております。
昨日、ノーコードツール「STUDIO」にコードを埋め込む方法について解説した記事を投稿しました。
昨日の記事では、Google Tag Managerと連携する方法などをまとめたのですが、新たに別の方法を発見したので、それの解説をしようかな。
と思ったのですが、それには自分でサーバーを用意してそこにHTMLファイルなどをホストする必要があり、その前準備として本記事では、お名前ドットコム・Xサーバー・ノーコードツールを連携する方法を解説いたします。
お名前ドットコム・Xサーバー・ノーコードツールを連携する方法
ノーコードツール等でサイトを作成し、独自ドメインで公開するには、ドメインを取得した場所でDNS (Domain Name System) の設定をする必要があります。
例えば、今回の例であるSTUDIOでの設定方法は、こちらのページで解説されています。
僕は普段「お名前.com」で独自ドメインを取得しています。
もちろんこれだけでもノーコードツールとの連携はできるのですが、こんな場面に出くわすことがあるかと思います。
- 既にサーバーを契約していて、独自ドメインでのメールにはそのサーバーを使いたい。
- メインドメイン自体はノーコードツールと連携させるけど、サブドメインは自分のサーバーで自由に使いたい。
まさに僕はエックスサーバーを既に契約しており、ウェブメールやサブドメインはこちらで、メインドメインをSTUDIOと接続、という運用方法を取っています。
こうすることで、自分のお気に入りのドメイン取得サイト、サーバー、ノーコードツールの全てを使うことができるようになります。
まずはお名前ドットコムとXサーバーの接続
本記事では、僕が実際に使っているお名前.comとエックスサーバー
、STUDIOを例にとって解説しますが、どのドメイン取得サイトやサーバーでも、基本的な仕組みは同じです。
まず、お名前ドットコムで取得したドメインのDNSをXサーバーのものに変更し、両者を接続します。
これについてすごく分かりやすく解説されているサイトがありましたので、こちらからご参照ください。
XサーバーでのDNS変更
さて、ここからが少しややこしいところ。
Xサーバーのサーバーパネルに行き、「ドメイン→DNSレコード設定」へアクセスし、今回設定したいドメインを選択します。
そしてDNSレコード一覧へ良き、メインドメインとwwwが付くメインドメインのDNSを、接続したいツールのAレコードに設定します。STUDIOの場合だと、この値は「35.194.122.208」です。
ここでのポイントは、「*.ドメイン名」のAレコードを変更しないことです。これはサブドメインの際に使用されるもので、今回はサブドメインをXサーバーで運用するため、ここは変更しません。
この次に、MXレコードを変更します。MXレコードはメールのホストに使われるもので、Xサーバーのホスト名に変更しましょう。
自分のサーバーのホスト名は、サーバーパネルの「アカウント→サーバー情報」から確認できます。恐らく、「sv○○○○.xserver.jp」のような文字列だと思います。
その下のTXTレコードは、変更なしでOKです。
これらをまとめると、以下のようになるはずです。
- メインドメイン (A)… 接続したいツールのAレコード
- www.メインドメイン (A)… 接続したいツールのAレコード
- *.メインドメイン (A)… 変更なし (自分のサーバーのIPアドレス)
- メインドメイン (MX)… 自分のサーバーのホスト名
- メインドメイン (TXT)… 変更なし
最後に、ノーコードツールとの接続
あとは、接続したいツールの独自ドメインの欄に入力すればOKです。
ちなみに、上記のDNSレコードの変更やツールとの接続には、数時間~1日ほどかかる場合があります。特にSTUDIOでは、TLS証明書の取得に数時間かかることがあります。
ということで、これで一通り「お名前ドットコム、Xサーバー、ノーコードツール」の連携が完了しました。
冒頭にも述べましたが、どのサイトやサーバーを使っても、基本的な概念は同じはずなので、ぜひ参考にしてみてください。
もちろんSTUDIO以外、bubbleやshopifyなどを使う際も同じような流れです。