フィリピン留学のススメ【語学留学の最適解です】

この記事は、約6分でお読みいただけます。
こんにちは、あき(@akihito_kobe)です。
オーストラリアのシドニーにあるTAFE NSWという州立の専門学校で、ITを専攻しています。
今回はフィリピンのバギオに2回の留学をした僕が、【フィリピン留学のススメ】というテーマでお話をしていきます。
僕は2017年、2018年と、合計2回フィリピンのバギオに語学留学しました。
🇵🇭1回目はESL、英語の基礎力を上げてワーホリ
➡️シドニーで1stワーホリ
➡️しっかり英語力が付いたところで2度目のバギオ留学
➡️セカンドワーホリ
➡️学生バギオでしっかり語学の地盤を築けたので、ワーホリがかなり充実した😌
— あき (AKI) 🇦🇺英語×プログラミング👨💻 シドニーTAFEでIT専攻 (@akihito_kobe) June 10, 2020
僕は2017年1月~5月、2018年5月~11月の2度、バギオ留学をしました。おかげでしっかりとした英語の地盤を築くことができ、オーストラリアでのワーホリを充実させることができました。
とくに英語力に自信のない方、これから留学やワーキングホリデーを控えている方には、フィリピン留学はぜひおススメしたい選択肢です。
『ワーホリ前にフィリピン留学に行くべきか悩んでいる』といった方は、今回の記事を少し参考にしていただけるかと思います。
フィリピン留学のススメ
【語学留学の最適解です】
以前に『フィリピン留学で劇的に語学力を伸ばす方法』というテーマで記事をまとめたので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。
僕が今までに通った語学学校は以下のとおりです。
2017年1月~5月(17週)
… バギオ『PINES』
2017年6月~2018年7月(8週)
… シドニー『NSEC』
2018年6月~8月(10週)
… バギオ『PINES』
2018年8月~11月(12週)
… バギオ『JIC』
ファーストワーホリが始まる前、2017年に、バギオにあるPines International Academyというところで、ESLコース『English as a Second Language(一般英語コース)』に17週間通い、この間にしっかりをした基礎力を身に付けることができました。
そしてファーストワーホリでがっつり英語を使って仕事をしたのち、2018年に再度バギオに戻り、今度は『IELTS 点数保証コース』に通いました。最初と同じ学校PINESに戻り、卒業後はJICという学校に移りました。約5ヵ月間でIELTSの6.5(Academic)を取得しました。
僕は毎日英語を使って生活、勉強、仕事をしていますが、これも全てフィリピン留学で培った語学力がベースになっています。ぜひみなさんにも、その魅力をお伝えしていこうと思います。
フィリピン留学の良い所
シドニーでも約2ヵ月間、語学学校に通いましたが、やはり短期集中型での語学学習の最適解はフィリピン留学だと思います。
圧倒的なパフォーマンスのマンツーマン授業
フィリピン留学ではほとんどの場合、かなりのコマ数をマンツーマン授業に割いています。例えば僕が行っていたPINESのELSコースの1日は、マンツーマン4コマ、グループクラス4コマでした。(1コマ50分)
マンツーマンクラスというのは、先生が生徒ひとりひとりの弱点にフォーカスしてくれます。周りになんの邪魔もないので、授業時間をフルに使って個人の苦手な部分を把握してくれたり、各々に合わせた発音矯正などが可能です。
グループクラスも、最大の生徒数が4人だったので、マンツーマンじゃなくとも各個人に発言の充分な機会が与えられていました。
僕がシドニーで通っていた語学学校では当然マンツーマン授業はなく、全てがグループクラスでした。1クラスに生徒は20人ほど。この場合はやはり、生徒ひとりひとりにフォーカスすることはできていませんでした。
他の生徒が話しているのを聞くと、『マンツーマンならすぐに矯正できるミスがそのままになっているな』と感じることもありました。
これは学校のクオリティ・先生の質とかではなく、そのシステムのお話です。マンツーマン授業のパフォーマンスの高さを実感しました。

『第二言語』としての英語を極めた講師陣
『ネイティブから習わないと不安』と感じる人も多くいるようですが、とくに初心者のうちは、これは逆効果である場合もあると思っています。
フィリピン人講師は基本的にどの先生もレベルがかなり高く、また『第二言語』としての英語を、学習した上で極めています。つまり先生たちは、同じく第二言語として英語を学ぶ僕たちにとって、押さえておくべきポイントや、発音矯正のコツなどを分かりやすく伝えることができます。
『フィリピン訛りが不安』という人もいますが、先生たちは綺麗なアメリカンアクセントに矯正されています。ときどきフィリピン訛りが残っている人もいますが、特に気にするほどではありません。
むしろ、初学者の段階では細かい訛りを気にするより、マンツーマン授業で受けられる恩恵の方が圧倒的に大きいです。
シドニーに来た頃、オーストラリア人の先生に、発音記号について質問をしたことがあります。しかしその先生は『発音記号は分からない』と言っていました。なるほど、そもそもネイティブスピーカーなので、発音記号なんて無くとも完璧な発音ができるわけですね。
これは先生にもよる部分が大きいかと思いますが、このような出来事も、『第二言語としての英語を極めた』フィリピン人講師のレベルの高さが伺えました。

完璧に整った『衣食住』
フィリピン留学では基本的に、学校に併設されている寮に住みます。例えば1, 2階に教室があって、3, 4階が生徒部屋といった感じ。通学時間はありません。
1日3食の食事がカフェテリア(食堂)で提供され、小さな売店も併設されています。学校内で洗濯もしてくれます。
衣食住の心配をする必要がないということは、それだけ勉強にコミットできる時間が増えます。
僕がシドニーにで学校に通っていた頃は、やはり自分で食事も用意しないといけないし、洗濯もしないといけない。何より電車に乗って学校に通う通学時間も発生していました。しかしフィリピンでは、これらにかかる時間がゼロです。
短期間で集中して勉強するうえで、これは大きな強みです。1日のほどんどの時間を、勉強にコミットできます。実際に僕は、バギオ留学中は1日12時間くらい勉強していました。
これが可能になったのも、衣食住がすべて提供されていたからですね。

フィリピン留学の弱点
なんだかフィリピン留学の回し者みたいになってきたので、少し僕が感じたネガティブな面にも触れておこうと思います。
衛生面では他国に劣る
外国人留学生向けに作られている学校に住んでいる分には、特に不満はありませんでした。しかし、ひとたび外出をすると、やはり衛生面では先進国に劣ります。
たとえば車検の規制が緩いのか、街は古い車で溢れかえっています。渋滞も日常茶飯事なので、排気ガスがすごいです。山の上にある田舎町バギオに留学していた僕でも、排気ガスは結構気になりました。
また、基本的にトイレには紙が備え付けられていないので、トイレットペーパーは常に所持しておく必要があります。水道が壊れていたりするときもあるので、アルコール消毒液も必須ですね。

多くの店がキャッシュレスに対応していない
これは小さな点かもしれませんが、やはりクレジットカードに対応していない店が多いです。例えば現金がないときは、銀行からおろさないといけません。街のATMに行列ができている光景を何度も見ましたし、僕もけっこう並びました。
また、スーパーなどでカード決済に対応していたとしても、その手続きが非常に面倒なことがあります。カードをスキャンして、数字を打ち込んで、またスキャンして、また何か打ち込んで、サインをして…。
これは仕方のないことですが、基本的にまったく現金を持たない生活を送っている僕にとって、少し不便に感じるところです。
治安は悪くない、といっても海外
僕が留学していたバギオは、とくに治安の良いことで有名です。タクシーでもぼったくりに遭ったことはないし、むしろ毎回きちんとメーターをつけて、1ペソ単位でお釣りを渡してくれます。
しかしここは日本ではありません。僕はフィリピン留学での最初の週末にショッピングモールに行き、見事デジカメを盗まれました。かばんのファスナーを開けていた僕が悪いのですが、それでもこんなにすぐに盗られてしまうとは思っていませんでしたね。気が緩んでいました。
とはいえ、携行品損害保険でカバーできたので大きなダメージはなかったです。頻繁にバックアップを取っていたので、数枚の写真が失われただけで済みました。

常に陽気なフィリピンの雰囲気
フィリピン人は陽気な人が多いです。何もしていないのに歌をうたったり、急に踊りだしたりする先生もいました。
街に行くと、ショップ店員はスタッフ同士でおしゃべりをしたり、商品のカラオケ機材で歌っている店員さんも多いです。
日本では考えられない光景ですが、だからといってお客さんを尊重していないわけではないんですよ。ただただみんな、日々を楽しく過ごしているだけです。
日本では常に時間や色んなものに縛られ、街で疲れたサラリーマン、居酒屋に行くと酔った大人たちが愚痴を言っている光景をよく見ていた僕は衝撃を受けました。厳しい常識にとらわれすぎるのも良くないな、と素直に感じました。
(とはいっても、僕はフリーターで好きな音楽だけをやっていたので、他の同級生たちと比べてストレスはかなり少ない方でしたけどね…。笑)

まとめ
短期間で集中的に語学力を伸ばすなら、フィリピン留学が最適解だと思います。衣食住が整っている、マンツーマンの授業があるというのは、非常に大きなメリットです。
もしワーキングホリデーに行くのであれば、そこにはビザの期間制限があるので、ワーホリでイチから英語を勉強しようというのはあまり効率的ではありません。
もし学校で何かを学ぶなら、英語で英語以外を学べるような地盤を作っておく必要があります。
語学を伸ばす以外の視点から見ても、フィリピンは本当に魅力的な国です。ぜひこれから英語を勉強したい方々は、一度フィリピンに行ってみてください。充実した期間になること間違いなしです😌