僕なりの英単語の覚え方【一般英語編】

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こんにちは、あき(@akihito_kobe)です。
オーストラリアのシドニーより、お届けしております。
今回のテーマは『僕なりの英単語の覚え方』です。
この記事では一般英語というか、日常英会話に必要な英単語、というような意味でお話をしていきます。
TOEICやIELTSなどの資格対策には、またそれ用に別のアプローチをしないといけないので、今回はとりあえず『一般英語編』ということでご了承ください。
できるだけ効率よく、時間を短縮しつつ脳に定着させていく、といったことを意識して解説をしていきます。

僕なりの英単語の覚え方【一般英語編】
いくつかの項目に分けて、僕が実践している単語の勉強法を書いていきます。
間違いない単語帳
まず一般的な単語の覚え方として、単語帳というのがありますね。ここで、僕が持っている単語帳を紹介します。
『Duo 3.0』という、単語帳の王道でありベストセラーです。非常に分かりやすく、例文と共にまとめられているのでおススメです。
僕は一時期、この単語帳で勉強をしていたのですが、ひとつ正直に白状します。途中で辞めちゃいました(T_T)
『単語を覚える為に勉強する』という行為が個人的におもしろくなくて、この単語帳を半分ほど進めたところで、飽きちゃいました。
しかしこの単語帳はおススメです。全力でおススメします。ただ個人的に、本で単語を学ぶのがおもしろくなかっただけです。笑
ということで、次の項目からが本気の解説です。
新しい単語との出会い方
僕は日本にいた頃から、【English Grammar in Use】という文法書を使って勉強していました。
ケンブリッジ大学出版の、全て英語で書かれた本です。今でも時々、文法に迷ったときはこれを参照しています。
全て英語で書かれているので、最初の頃はもちろん、全てが新しい単語でした。それをひとつずつ、調べていくといった感じですね。
日本を出てフィリピン留学に行くと、完全に生活言語が英語となりました。長時間のスパルタ授業を含め、毎日山のように新しい単語と出会いまくります。
わざわざ単語帳をやらなくても、実際の会話や教科書、記事などで出会う単語を覚えるだけで時間はいっぱいいっぱいでした。
辞書は断然、アプリ版【ウィズダム英和・和英】
辞書を選ぶときに、『紙の辞書、電子辞書、アプリ辞書』で悩まれがちですが、おススメは断然、有料アプリ辞書です。
有料版は無料版に比べて圧倒的に情報量が多く、モノによってはオフラインでも利用もできます。
アプリ版の辞書をインストールしておけば、『辞書を持ち歩く』という意識をせずとも常に携帯している状態になるので、何か分からないことがあれば即、調べることができます。
僕が実際に利用しているのは、『ウィズダム英和和英』と、『オックスフォード英英辞典』です。
辞書で単語を調べる際、確認すべき項目は以下のとおり。
- 発音記号と実際の音声
- 品詞
- 名詞であれば、可算か不可算か
- 例文を通した、実際の使い方
- 連語(コロケーション)
無料版の辞書はメインの意味ふたつ位の記載しかない場合がありますが、有料版は情報量が満載です。
例えばイギリスとアメリカでの違いや(発音、つづり、使われ方など)、他の単語と合わせて出来る熟語(イディオム)なども豊富に書かれています。
検索履歴ももちろん残るのですが、特に『ウィズダム英和和英』については、『検索回数』が残ります。
ここで検索回数が多い単語というのは、『頻出かつ自分にとって苦手な単語』ということですので、ここにフォーカスして覚えるようにすることもできますね。
また、ときどきその単語の『語源』が書かれていることもあります。語源が分かれば、難しい単語でも一気に脳に定着します。
たとえば、『husband (夫)』という単語は『house (家)』と『band (束ねる)』の組み合わせです。
一家を束ねる存在として、夫という意味のhusbandという単語ができました。
実際の覚え方
新しい単語と出会って、辞書で調べて発音記号や品詞などを確認します。そうすると次にするべきことは、『自分なりに例文を作ってみる』です。
そして自分なりに作った文を、友達や先生に試します。昨日会った出来事などを、新しい単語を使って話します。そうして自分で使っていくことによって、徐々に脳へ浸透していきます。
オーストラリアに来てからは、新しく覚えた単語を友達や同僚に試していました。
たとえば仕事でお客さんに間違った使い方をしてしまうと、場合によっては金額ロスなどが発生してしまう可能性もあるので、一旦同僚などといったワンクッションを挟んでいました。
特に問題なく使えるようになると、実際にカスタマーサービスなどにも取り入れていました。
もし今日本にいて実際に会話をする場面がない、といった方々はぜひ、オンライン英会話を始めてみてください。毎日アウトプットの機会を、格安にて得ることができます。
以前、IELTS向けのオンライン英会話に関するレビュー記事も作成しましたので、合わせてご覧いただければと思います。
僕が避けている覚え方
さて、ここで多くの英語学習者がやりがちな単語勉強、かつ僕がやらないことをいくつか挙げてみます。
オリジナルのリング暗記カード
リング単語カードを買って、表に英語、裏に日本語を書き、一枚ずつめくって暗唱するといったやつです。
僕が中高生のとき、僕を含め周りの多くがやっていた覚え方で、当時10代だった僕はそれが正しい覚え方だとも思っていました。
しかしこの覚え方だと、実際に自分で文を組み立てたり話したりしないので、結局はただの『カード表裏の記憶』としてしか残らず、すぐに忘れてしまいます。
同じ単語を10回書く
これも同じく、個人的には無駄だと思っている覚え方です。僕はまず、『単語を書いて覚える』といったことはしません。
僕が実際に書いて覚えていたのは、『発音記号』です。(繰り返し書くことはしませんでしたが。)
発音記号を覚えると、徐々に『このスペルのときは、こう発音する』といった傾向やパターンが見えてきます。
これを繰り返していけば、初見の単語でもだいたい発音の仕方がわかるし、初めて耳にする単語でも、なんとなくのスペルが想像できます。
この状態にすることが大切で、つまり『スペルと発音を脳内で紐づける』といった感じでしょうか。単語のみを10回書くより、実際に発音と結びつける方が、圧倒的に効率がいいです。

まとめ
結論、『しっかりと使い方や発音を覚えて、実践でどんどん使っていく』といった感じですね。実際に自分で使えるようになる、というのが一番の近道です。
『コミュニケーションツールとしての英語』を鍛える場合、アウトプットを無視した『10回書いて覚える』などはあまり実践で役に立たないかと思います。
とはいえ、この記事で紹介したのはあくまで僕なりの英単語の覚え方です。勉強法というのは人それぞれ千差万別なので、この記事もひとつの参考程度に。
色々と試しながら、自分なりの勉強法を確立していくことが最も大切だと思います😌