Uber運転手がするべきこと【個人事業主としての働き方】

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こんにちは、あき(@akihito_kobe)です。

オーストラリアのシドニーで、セカンドワーキングホリデーで来たときから、UberXの運転手として働いています。

オーストラリアでは、7月~6月が会計年度です。今月が会計年度末なので、来月以降にタックスリターン(確定申告)をする必要があります。

ということで今回は【Uber運転手がやるべきこと】というテーマでお話していきます。

この記事を読めば、個人事業主としてのUber運転手がやるべきことやおススメの働き方などを理解してもらえると思います。

『Uberタクシードライバー』の話を軸にまとめていきますが、『UberEats』をされている方や、他のお仕事をされている方々にも参考にしていただける部分があるかと思います。よければぜひ、最後まで目を通してみてください。

Uber運転手がするべきこと
【個人事業主としての働き方】

UberやOlaを含むライドシェアサービスで働く運転手(パートナーと呼ばれたりしています)は、全て『個人事業主』としてお仕事をしています。

以前、『Uber運転手になる方法』のロードマップを作成し完全解説しましたので、そちらもよければご覧ください。

最近では、オーストラリアにも中国発の『DiDi』が参入してきましたね。(中国国内でのUberは、2016年にDiDiに中国事業を売却していますが、オーストラリアでは全くの別事業です。)

タクシードライバーだけではなく、もちろん『UberEats』の運転手も個人事業主です。自分でビジネスを持って働く以上、売上の報告や経費の管理、税金の支払いなどが中々めんどうです。

ということで、まず四半期毎に行う必要のある『BAS申請』について解説します。

BASの報告、GSTの支払い(3ヵ月ごと)

BASというのは『Business Activity Statement』の略で、3ヵ月に一回、ATO(Australian Taxation Office)に行う収支報告の事です。
これをもとに、GST(Goods and Services Tax、日本でいう消費税)を支払う必要があります。

GSTは、年間売上が75,000AUDを超える事業者に課せられるものです。食品を運ぶ『UberEats』などでは、基本的に払う必要はありません。

しかし、お客さんを乗せて運ぶ『タクシー運転手』の場合、年間売上額に関わらず支払う必要があります。

僕はBAS、GSTを計算する際、AirTaxという会計サービスサイトを使っています。

自分のUberアカウントと連携できて、売上額や有料道路などの金額を自動で入力してくれるので非常に便利です。あとはかかった経費を入力するだけで、ATOに報告をしてくれます。数日でGSTの請求書が送られてくるので、それを支払えば全て完了です。

AirTaxでのBASの申請には49AUDの利用料かかりますが、僕の紹介コード『94974』を入力してもらえれば、20AUDの割引が受けられます。よければぜひどうぞ。

タックスリターン(1年に1回)

毎年7月~6月が会計年度ですので、7月以降にタックスリターンをして、一年間分の収支報告をする必要があります。基本的にUberで受け取るお給料は税金を支払っていないので、このタックスリターンで支払う必要があります。

ちなみにここでいう税金とは、所得税のようなもので、GSTとは全くの別物です。ひとりひとり、ビザや個人の状況によって税率は変わってくるので一概にいくらということはできませんが、タックスリターンは全ての人がおこなう必要があります。

タックスリターンに関しては、UberEatsの人はもちろん、普通に働くワーキングホリデーや留学生たちも、年度収入が1AUDでもあれば必ずおこなう必要があります。

僕は毎年、タックスリターンはEzy Taxという会計事務所にお願いをしています。

上記AirTaxでもタックスリターンはできるのですが、僕はUber以外にクリーニング屋さんからの収入もあるので、タックスリターンの際はこちらを利用しています。

全て日本語で対応してくれる&しっかりと経費のことなども対応してくれるので、おススメです。たしか去年度のタックスリターンでは、220AUDほどEzy Taxさんに支払いましたが、経費の計算に関わることなど、かなり色々と教えていただきました。

僕はGSTを取得している個人ビジネスなので金額は少し高めでしたが、通常のワーキングホリデーなら68AUD、UberEatsなら129AUDで利用できます。

経費の計算方法

仕事にかかったお金を経費として計上することで、節税することができます。僕が普段経費に計上しているのは、だいたい以下のとおりです。

Uberシステム手数料
ガソリン、有料道路
クリーニング(洗車、清掃)
車内備品(マットや芳香剤)
車両備品(ワイパーやエアフィルターなどの消耗品)
スマホ本体、通信費
保険(Green Slipなど)
Regoの更新
メンテナンス、修理費
GST申請やタックスリターン費

要は、車やUberに関わること全てですね。僕は車をプライベートでも使っているので、Uberでの利用にかかった費用を計算する必要があります。

基本的にUberでは、Uberでの走行距離をカウントしてくれています。車のメーターで確認できるトータルの走行距離と、Uberの走行距離を計算して、ビジネスユースが何%を算出します。そのパーセンテージを掛けて、経費として計上する感じです。

全てのレシートを保管しておく必要があるので、捨てないように注意してくださいね。

僕はUberを始める前に車を購入していましたが、Uberの為に車をリースする場合などは、その金額も経費で計上できるはずです。

ちなみにひとつ抑えておかないといけないのは、『経費にGST(消費税)は含まれない』ということです。基本的にレシートには合計金額とGSTが記載されています。それを引いた金額を経費として計上します。

たとえば僕が前回入れたガソリンのレシートには、『Total: $20.58 GST: $1.87』と書かれています。

この場合、『$20.58 – $1.87 = $18.71』を経費として計上できます。

おススメの働き方

ここで、僕なりのUberでの働き方を紹介します。僕はUber以外に、ドライクリーニングのお店で働いています。最近は勉強に集中するため、週の労働時間はふたつ合わせて10時間ちょっとに抑えていますが、基本的にはクリーニング屋さんがメインです。

Uberは時間があいた時や買い物ついで、もしくは週末に少し、といった感じです。友達の家にいくときに、道中でお客さんが拾えたらついでに、といったときもありますね。

Uberでもらえるお金は結構いい額です。大体週末とかだと、時給換算で30AUD~40AUDくらいですかね。忙しいときだと、稀に時給50AUD位いくこともあります。(経費や税金を引く前の金額です。)

しかし平日の昼間になると、極端にお客さんが減ります。Uberはお客さんの命を預かる仕事であり、事故などのリスクも考える必要があるので、そんなに稼げない平日の昼間は基本的にやりません。

常に事故や違反のリスクと隣り合わせです。いくら安全運転をしても、巻き込まれてしまってはどうしようもないです。

ちなみに僕は、お客さんに『ここで降ろして』と言われて一瞬だけ路肩に停車した、その場所が『駐停車禁止』エリアでして、約270AUDの罰金を支払ったことがあります。

タクシー運転手としては仕方ない場面ですが、結構いい勉強代でした。それからは、お客さんに言われてもできるだけ『ここは停めれない』と断るようにしています。

こういったリスクもあったりするので、もし他にしっかりと稼げる別の仕事があるなら、あくまでUberは副業に抑えた方が良いというのが僕の考えです。

Uber革命の真実

ここでおススメの書籍を紹介します。ライドシェアに関するビジネス書です。もし、Uberのようなライドシェア経済に興味のある方はぜひ読んでみてください。

『ウーバー革命の真実』という本です。


著者は、アメリカでコンサルタントとして働く『立入勝義』という方です。実際にUberドライバーとして働いていた経歴もあるので、ビジネスとしてのライドシェアが世界経済にどう影響を与えているかなどを、ドライバー目線も交えつつ解説されています。

冒頭に書いた『Uberは中国事業をDiDiに売却した』という話も、この本にもっと詳しく書かれています。タクシーを所有しないタクシー会社のビジネスモデルや、運転手を雇っていないのに大きな赤字を計上してしまう場合の原因などもまとめられていて、非常に読み応えのある本です。

まとめ

個人事業主として働くことは、雇われて働く以上にやるべきことが非常に多いです。しかしUberを通しているとはいえ、自分でビジネスをするときの練習やお金の勉強にもなります。

日本ではUberなどのライドシェアに関して馴染みが薄いかと思いますが、シェアリングエコノミーが経済に与える影響は非常に大きいです。

こういったことが勉強できるという意味でも、海外でUberドライバーとして働くことは非常におもしろいです。みなさんもご興味があれば、ぜひトライしてみて下さい😌