#46 負けない下地を作る【意味のない質問】

こんにちは、あき(@akihito_kobe)です。
オーストラリアのシドニーより、お届けしております。

本日は、あまり意味をなさない質問についてのお話です。

僕は先日、ウェブ製作などを中心としたサービスを展開する会社【Webcamper Pty Ltd】を、オーストラリアに立ち上げました。

大体プログラミング学習から10ヵ月ほどでお金を作れるようになり、学習開始から1年ちょっとで法人を作ったような流れです。

僕はよく、海外留学や英語学習に関する相談を受けることがあります。最近はそれに加えて、プログラミングに関しての質問を受ける機会も増えてきました。

僕は基本的に全て真摯に返信をするようにしていますが、重要な過程を説明しても伝わらないことが、ときどきあります。

  • 〇ヵ月勉強すれば、IELTS6.5が取れるんですか?
  • 〇ヵ月勉強すれば、オーストラリアで稼げるようになりますか?
  • 〇ヵ月勉強すれば、ノマドで数十万円稼げるんですね?

これらの質問に共通していることは、短期間での確実な結果を求めてしまっていること、そしてそれが『100%大丈夫である』という保証が欲しいということです。

しかしどんな物事においても、確実なんてものは存在しません。とくに海外での生活や、スキルを磨いて自分自身でお金を稼ぐことなどは、〇ヵ月勉強すれば100%なんてことはありえません。

何でもそうですが、勝ちというのは時期や環境、地域やコミュニティなど全ての要素が絡んだ上にあります。そもそも実行する人が違えば、100%の再現性というのは失われます。

ですので本当に重要なのは、その人がどうやってその場所に辿り着いたのかを探ることです。どんな勉強をしたのか、なにを考えているのか。

この辺を取り入れずに、『〇ヵ月勉強すれば稼げる』といった上辺の結果だけを切り取って実行したとしても、恐らくすぐに頓挫してしまいます。

孫子の『兵法』には、【負けない態勢を作る】ことの重要性が書かれています。負けない事を最優先にするということです。

勝負事においての勝ち負けを決める要因は大抵の場合、負ける側が作ってしまう。『勝ち』には時として運などの不確定要素が絡むことがあるが、『負け』は自分たちの努力次第で消すことができる。

勝負を決定づけるのは、勝因ではなく【敗因】である、ということです。

僕はキングコングの西野さんが大好きなのですが、彼も普段から、『負ける要因を消すことの重要性』について発信されています。

というか西野さんは、昔から兵法が大好きだったとよくお話をされています。ですので彼の考え方にも、兵法が多く活かされているように感じます。

たとえば、西野さんの著書【革命のファンファーレ】では、絵本えんとつ街のプペルに関する販売戦略が多く書かれています。その中で、『売れるか売れないかの博打は辞め、確実に負けない下地を作り、頃合いを見計らって勝負に出た。』と言及されています。

この戦略は非常に興味深いので、ぜひ実際にお手に取って読んでみてください。

話を本題に戻します。英語にしてもワーホリでの仕事獲得にしても、プログラミングにしても。『〇ヵ月で稼ぐ』という勝利のみを取りにいくのではなく、『失敗したとしても折れない地盤を固めておく』ことが非常に重要です。

つまり短期的な成果を求めず、目の前の失敗などをすべて糧にする。そうするとどんどんと地盤が固まっていき、長期的にイレギュラーが発生しても負けないということになるかと思います。

ここでいう負けとは、『その分野からの完全撤退』を意味しています。余力のない状態で、ゆるゆるの地盤の上で背伸びをして勝利を取りに行くと、何かの拍子に揺らいだ際に、再起を図ることなく完全撤退を余儀なくされていまいます。

これを避ける準備をしておくことが非常に重要です。

その為には、『〇ヵ月勉強すれば現地で仕事が取れる、ノマドになれる』などといった結果だけに注目するのではなく、『どのように学習をしたか』などの過程をしっかりと学ぶことが大切です。

僕も自分の経験から、できるだけその過程の部分を発信していきたいのですが、やはり結果だけが注目されがちです。

現在の僕は会社を作った直後ということもあり、うまくいかないことも多々あります。しかし、なんとしてでも負けません。

撤退せざるを得ない、という状況を避けるために、日々色々な方面から地盤を固めていこうと思います。

あき